コースタイム
女体山の山頂直下まで来ると、筑波山ロープウェイへの分岐がある。今回は無縁なので、スルーしてしまう。

筑波山ロープウェイへの分岐
女体山山頂直下には登山コースに関する注意看板がある。白雲橋コース(しらくもばしこーす)は、女体山山頂直下の女体山本殿から分岐する。観光客が誤って登山道を下ってしまわないように注意書きがある。

女体山山頂直下の注意看板
女体山山頂直下からは、女体山本殿が見える。

女体山山頂直下から見る女体山本殿
右手に進むと女体山山頂に出る。左手に進むと白雲橋コースに出て、下山することになる。

分岐と行先を示す道標
女体山の本殿。

女体山本殿
女体山の山頂に到着。まず最初に、日本百名山の碑が目に入る。

日本百名山筑波山の碑
一等三角点があり、絶景を期待できることが分かる。

一等三角点
見渡す限りの絶景。関東平野を一望している。

女体山からの眺望-1

女体山からの眺望-2

女体山からの眺望-3

女体山からの眺望-4

女体山からの眺望-5

女体山からの眺望-6

女体山からの眺望-7
眺望を案内する盤があったが、当日は雲が多く、時間も遅かったため、何も確認できなかった。

案内盤
平日だというのに、さすがに山頂は人が多い。足に根が生えた馬鹿な番が数組、動こうともせず居座り続けている。どうにもならないので、女体山山頂を後にし、白雲橋コースへ向かう。

女体山山頂から白雲橋コースへ

登山道へ下る階段

白雲橋コースに出る
白雲橋コースに入ると、雪が残っていた。終日日陰になる箇所で、今年の冷春の影響で残っていたのだろう。

白雲橋コースの残雪
また、白雲橋コース沿いに敷設された、筑波山ロープウェイが見える。

筑波山ロープウェイ
しばらく歩くと、奇岩・奇石シリーズの続きで、大仏岩が見えた。

大仏岩

大仏岩の説明書き
大仏岩近辺は少し開けており、道標などが設置されている。

屏風岩
男体山側と同じく、道標は古いものと最近のものと二種類が混在する。古い道標は男体山側のものとは規格が異なる。

古い道標

古い道標の地点表示

白雲橋コースの道標
北斗岩。岩の中をくぐることができる。

北斗岩全景

北斗岩の説明書き
北斗岩近辺の登山道は、なだらかで歩きやすい部分もある。

なだらかな登山道
裏面大黒(りめんだいこく)。袋をさげた大黒様の後姿らしい。

裏面大黒全景

裏面大黒の説明書き
出船入船(でふねいりふね)。

出船入船の説明書き

出船入船全景
国割り石(くにわりいし)。かつて神々が、それぞれの行く地方を振り分けたという。

国割り石の説明書き

国割り石全景
陰陽石。

陰陽石の説明書き

陰陽石全景
筑波山禅定(修験の行)の行場のひとつ。

母の胎内くぐりの説明書き

母の胎内くぐり全景

母の胎内くぐり内景
高天原(たかまがはら)。小さな祠がある。

高天原の説明書き

高天原の全景

高天原を上から見下ろしたことろ
弁慶七戻り。かの弁慶も岩が落ちないかと七度戻ったという。

弁慶七戻りの説明書き

弁慶七戻りの全景
弁慶茶屋からつつじヶ丘までのおたつ石コースは、難もなく、すこぶる快適。加えて登山者も全おらず、さらに快適。
高原の快適な環境を満喫しつつ、つつじヶ丘を目指す。

おたつ石コースから見えるつつじヶ丘周辺
つつじヶ丘の商業施設付近まで来ると、つつじヶ丘高原に出る。ハイキングで来られる場所で、とても心地が良い。

つつじヶ丘高原
つつじヶ丘まで下ると、施設が多数ある。

つつじヶ丘の鳥居

山野草の小路

つつじヶ丘のガマ洞窟
筑波山は国定公園に指定されている。水郷筑波国定公園といい、案内図がある。

水郷筑波国定公園案内図

水郷筑波国定公園筑波
登山の最後に、野良のガマガエルを発見。この日は珍しく春の気温だったため、冬眠から覚めたのかもしれない。

筑波山のガマガエル
つつじヶ丘バス停に到着。当日の最終便は17:00出発で、ぎりぎりで間に合った。
間に合わなければ、長時間の歩道歩きをするところ。

つつじヶ丘バス停
つつじヶ丘バス停を出発し、風返し峠を通過して筑波神社バス停に到着。定刻通り10分の運行であった。
つつじヶ丘バス停から47分でつくばセンターに到着。こちらもほぼ定刻通り。
周辺は日が落ちて夜になろうとしていた。

つくばエクスプレスつくば駅
山行の所感
筑波山の登山道は、標高の低さに反比例して、容易な部類には入らない。
深成岩(花崗岩)が隆起して形成された筑波山は、登山道の土壌が痩せていて、岩石が多く、歩きやすくはない。
結果として、筑波山ケーブルカーと筑波山ロープウェイに観光客が迂回してくれる傾向があり、登山道が汚されにくい。
ハイシーズンには望むべくもないが、名低山を快適に登る余地が残されている。
下山後の入浴・食事・宿泊も便がよく、山行をサポートする施設も揃っている。
人出が多いことは諦めるしかないが、山行を楽しめる環境が十分に整っていて、低山そのものにも魅力が多ければ、おのずと山行はよいものとなる。
名低山の山行を十分に堪能する一日となった。
日本百名山たる理由、日本百低山たる理由
筑波山はその性質として、独立峰のように見えて独立峰ではない点や、火山形成に見えて火山でない点などがあり、特異な性質ゆえに強い関心を惹く。
古くは万葉集にも登場する歴史の古さは、現在もなお法螺貝が聞こえる登山道で、信仰が続く山であることを知って、改めて証明される。
植物編でも記す植物と自然の懐の深さが、脈々と受け継がれている点も評価に値する。
広大な関東平野にあって、特別な存在になりえている筑波山。
この山を日本百名山にカウントする選定を、誤ったものとして反駁するのは容易ではない。
筑波山は、日本百名山、日本百低山、日本百景、日本の地質百選など、複数の選定に適っているが、不思議というよりは、むしろその方が自然である。
コメントをどうぞ